八王子 薬局
                                               
《 インフルエンザについて 》

Q1.インフルエンザVSかぜ
Q2.種類
Q3.症状
Q4.かかっちゃったら
Q5.予防
Q6.乳幼児・高齢者


Q.1 インフルエンザと普通のかぜとはどうちがうの?
  
普通のかぜ インフルエンザ 
  1.のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳

  2.発熱はあまり高くない
  3.全身症状はあまり無い
  4.重症化することは少ない
  1.頭痛、関節痛、筋肉痛、
       のどの痛み、鼻汁など
  2.38〜39℃以上の発熱
  3.全身の症状が強い
  4.重症化することがある
 普通の「かぜ」とインフルエンザを混同していませんか?
 インフルエンザは普通の「かぜ」とは異なり、重症化すると、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発することがあり、特に乳幼児や高齢者では死に至ることもあります。
 インフルエンザ
は、基本的に流行性疾患であり、一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通の「かぜ」とは異なります。症状は似ていますが、「かぜ」のひどいものがインフルエンザではありません。まったく別のものなのです。
(ですから、インフルエンザの予防接種をしても、「かぜ」には効果はありません。)
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Q.2 インフルエンザっていろんな種類があるの?
 抗原性の違いから、インフルエンザウイルスはA型、B型、C型に分類されます。また、A型はさらにウイルスの表面の抗原性の違いにより亜型に分類されます。いわゆるA/ソ連型、A/香港型また、今話題の鳥インフルエンザも、この亜型のことです。インフルエンザの発症が防げるかどうかは、その人のからだがそれぞれのウイルスに対して、防御のための抗体をもっているかどうかがカギを握ります。現在、ヒトの世界で広く流行しているのは、A/ソ連型ウイルス(H1N1亜型)、A/香港型ウイルス(H3N2亜型)、B型ウイルスの3種類です。
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Q.3 インフルエンザにかかるとどんな症状がでるの?
 突然の高熱、悪寒を症状とした発症が典型的です。鼻汁、鼻づまり、くしゃみ、せき、のどの痛みなどといった普通のかぜでもみられる症状のほかに、関節痛、筋肉痛等も加わります。気管支炎や肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを合併することもまれではありません。
 また、高齢者や呼吸器・心臓などに慢性の疾患を持つ人は、重症化することが多いので十分注意する必要があります。近年、小児ことに、幼児がインフルエンザにかかると、まれに急性脳症を併発して死亡するといった問題も指摘されています。
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Q.4 インフルエンザにかかったら
1.早めにお医者様にみてもらう
    単なるかぜだと軽く考えずに、早めに受診して治療を受けましょう。
2.安静・休養・栄養
    特に睡眠をとることが大切です。
3.部屋の湿度
    空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなりますので、部屋の
    湿度を保ちましょう。
4.水分補給
    お茶・ジュース・スープなど飲みたいもので結構です。水分を十分に補
    給しましょう。

 早めに治療することは、自分のからだを守るだけでなく、他の人にインフルエンザをうつさないという意味でも大変重要なことです。
 インフルエンザ治療薬として、抗ウイルス薬(注釈1)が使用できるようになりました。また、インフルエンザにかかったことにより、他の細菌にも感染しやすくなりますが、このような細菌の混合感染による肺炎、気管支炎などの合併症に対する治療として抗生物質が使用されます。これらの薬の効果についてはインフルエンザの症状が出はじめてからの時間やからだの状態によって異なります。使用する、しないは医師の判断となりますので十分に医師に相談することが重要です。
 なお、いわゆる「かぜ薬」と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状を和らげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌にち直接きくものではありません。また、解熱剤に関しては、消炎鎮痛剤(ボルタレンなど)は副作用な確立が高い為使用せず、アセトアミノフェンを使用します。

〔注釈1〕
 最近ウイルスの表面のノイラミニダーゼという蛋白質を阻害し、ウイルスが体の中で増殖するのをブロックする薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)も開発されました。この薬は、即効性がありA型及びB型両方のタイプに有効性で、耐性ができにくく副作用も少ないという特徴があり、吸入薬と内服薬の2種類があります。ザナミビル(リレンザ)は粉末の吸入薬で、専用のプラスチック製の用具で1日2回、1回2吸入を5日間使用します。インフルエンザの感染する気道系に集中的に作用する為、副作用もわずかです。稀に喘息や慢性閉塞性肺疾患の方は喘息様発作を誘発することもあります。一方、オセタミビル(タミフル)はカプセルの内服薬です。吸入が上手にできない高齢者の方にも使用しやすい利点がありますが、腹痛や下痢、嘔気などの消化器系の副作用がときに見られます。現在、これらのノイラミニダーゼ阻害薬は、その確実な有効性と少ない副作用のため、インフルエンザ治療の第一選択薬として使用される頻度が増えています。

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Q.5 インフルエンザかからないために
 予防の基本は、流行前に予防接種を受けることです。これは欧米では一般的な方法になりつつあります。また、かかってしまうと重症化する可能性の高い人にとっては、重症化防止の方法としても有効です。インフルエンザは患者の咳(せき)などで空気中に拡散されたウイルスを鼻腔や気管などの気道に吸入することによって感染します。インフルエンザが流行してきたら、人込みは避けましょう。特に高齢者や慢性疾患を持っている人、疲れていたり、睡眠不足の人は、人込みや繁華街への外出を控えましょう。罹患した時に重症化する可能性が高くなります。
 空気が乾燥するとインフルエンザに罹患しやすくなります。外出時にはマスク(なるべくウイルス除去のもの)を利用したり、室内では加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。
 常日ごろからバランスよく栄養をとることも大切です。帰宅時のうがい、手洗いは、かぜの予防と併せておすすめします。
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Q.6 乳幼児や高齢者のかたは
乳幼児、ことに幼児でのインフルエンザの合併症で気をつけなければならないものとして、急性脳症の発症の問題が指摘されています。その兆候として、水分をとったあとすぐに吐いてしまい元気が無い、意識がはっきりせずうとうとしている、けいれんを起こすなどがあります。この様な症状が見られるときにはすぐに医療機関に相談してください。
 高齢者は流行前に予防接種を受けましょう。これはインフルエンザ予防の基本となります。また、インフルエンザが流行しているときは、人込みへの外出は避けましょう。
 また、同居している人、世話をしている人も予防接種を受けるなどの対策をとって、ウイルスを持ち込まないようにすることをオススメします。
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